今は大抵のことを自分で調べて情報を得ることができる時代です。「骨格診断」に関しても同様で、書籍やWebの記事などで多くの情報を得ることができます。そこにはタイプ分けの条件が細かく紹介されていて、自己診断ができるようになっています。もちろん当社COLOR&STYLE1116代表の山崎の著書でも、タイプ別の特徴などをご紹介しています。
しかし、自己診断の正答率は5割と言われています。また、これだけ既に情報が充実していても、日々の個人診断のニーズがなくなる気配はありません。むしろ、「似合うと言われたものが何か違う」と違和感を抱えて相談に来られるお客様が増えている印象もあります。それらの背景を客観的視点で考察してみました。
骨格3タイプの特徴については、骨格診断がはじめての方へを参照いただけたらと思いますが、実際は、この骨格3タイプ、ストレート、ウェーブ、ナチュラルにすんなり分けられない方がいます。
間違いやすさNo.1は、「私はメリハリや厚みがないから、ストレートではない」という自己診断の方です。ボンキュボンのメリハリボディがストレートタイプであるという印象は強いため、自己診断で「メリハリがない」と判断し、ストレートが選択肢から消えてしまうということがよくあります。
「メリハリがあればストレ-トタイプ」ではなく、あくまで「ストレートタイプの可能性が大きい」なのです。そのことを理解しておく必要があります。「メリハリが少なく薄みで骨もそれ程大きくないからウェ-ブタイプ」と予想される人でも、ウェーブタイプが似合うと言われるアイテムを当ててみると、しっくりこない。逆に、ストレートタイプにあう素材のものが、実にハマる、ということも少なくありません。私たちが「薄みストレートタイプ」と名付けているこの方々、実際多くいます!
メリハリ、前後の厚み、下重心、上重心、鎖骨が出ているなどの身体の特徴は、質感を導くための一要因に過ぎません。白くて丸いものを柔らかいものだと思う。けれど黒くて四角いものでも触って柔らかければ柔らかいものなのです。この「柔らかい」が質感、白くて丸いが要因。白くて丸くても硬いものもあると言うことです。ここを理解しておかなければ前述のような薄みストレートタイプの「似合う」を導き出せません。
骨格3タイプはこの「質感」でカテゴライズされます。本当に似合うに出会うには、特に顔の質感とアイテムの質感を一致させることが大変重要になってきます。だからこそ、COLOR&STYLE1116ではさまざまなアイテムを試着いただき、しっかりと質感をみて、その方の“本当に似合う”の確認まで行います。
そして、この確認にこそ確かな技術と経験、豊富な試着アイテムが求められるのですが、自己診断ではそこまでは難しいと思われます。
「骨の大きさ」もタイプ分けにおける一つの確認ポイントです。しかし、実際、骨の大きい小さいは、比較可能なデータがあって初めて判断できるもので、自己診断だけで判断することは難しいと言えます。
また、自分自身を考えても、人は「好み」というフィルターを無意識に持っていることも多いです。骨格診断の結論は自分の好みと一致するとは限りません。一致しなくても、自分をどこまで客観的に見て「似合う」を導き出せるか。これはとても難易度の高いことだと思います。
以上が、自己診断が難しい理由、自己診断の正答率が約5割の背景だと考えられます。
最後に、骨格診断の自己診断にはいろいろと限界があります。「触っただけで確実にタイプがわかる人は全体の半分にも満たない」4,000人以上を診断し、実際に似合う服まで導いて得た結論です。COLOR&STYLE1116では、オリジナルメソッド骨格12分類や、圧倒的な診断実績とデータをもとに、どんな人に対してもオーダーメイドで「その方が似合う為の分析結果」をお伝えします。実際、サロンに来られる診断者のうち3分の1は、他の場所で診断を受けられたことのある方で、“本当に似合う”に出会うために来られています。
もし今、何か違和感を感じていらっしゃるなら、一度しっかりとプロの診断を受けられることをお勧めします。