2019.11.08その他
50代普通の主婦がAERAに載るまで
「おばさんが趣味の延長で何かやってる」程度の反応だった家族が、「へーー!」となったのが「AERA」への登場。ファッション業界とは無縁だった52歳主婦がなにやら始め、8年後「AERA」にファッション取材記事・カラー2ページ掲載されたのですから、ちょっとした驚きだったのでしょう。
8年間、どういった経緯でそうなったのか。たまたまのご縁とタイミングがあったからに他なりませんが、これから起業をお考えの方の少しでも参考になればと、少し綴らせていただきます。
■強いて言えば等身大としつこい性分
等身大。ありのままの姿。
「52歳、子育て一段落の専業主婦」であった私は、それまで見てきたモノ、そのままの目で「似合う服」についての考察を始めました。ここにファッション業界に身を置いてきた方にはない、「普通の目」があったのかと思います。
普通の主婦だった私
良くビジネス成功の秘訣として「他者との差別化」「自身のブランド化」を耳にしますが、「52歳、子育て一段落の専業主婦」であったこと、それ自体が差別化であり、ブランドであったのだろうと今になって思います。又この新しい業界(骨格診断)において50代と言う年齢も、周りより歳を取っていた、と言う一つの差別化だったのかもしれません。
個人サロンを検討しているプロコースの生徒に「計算し何かを意図的に狙うのも手だけれど、計算力で秀でた相手には叶わない。自分しかできないモノに特化するところにこそ差別化はある。今の自分を一つのブランドと捉え、等身大を大切にするのも一つの手」だと話します。
趣味の延長だった
「私なんて普通に主婦してきただけですから」と卒業生のMさん。極端なことを言えば何もしないでぼーっと生きてきたことだって「差別化された個人の経験」なのです。普通に主婦してきたことが差別化。その経験に付加価値を付け、同じ経験をしてきた人、同じ経験をしている人に向け発信することこそ個別化になり、成功を得る可能性は十分あるのだと思います。
今、何かをビジネス化しようとされている方がいらしたら、10万売らねば元が取れない大手と違い、100売れば成り立つ個人は、100に絞る個別化こそ勝機だとお伝えしたく思います。奈良県出身、町田に住む46歳2人の男の子の母。SNSの時代、この括りこそが差別化だと。
しつこさ
昔から一つの事を納得するまでしつこく突き詰める、という性分でした。
「相棒」というドラマで平凡な主婦(南果歩さん)が、頭脳明晰な杉下右京(水谷豊さん)を翻弄するという1話がありました。主婦の頭で考えられるようなことは天才ならすぐに見破れる、と思ったら大違い。長い年月をその犯罪だけに掛けてきた主婦の執念が天才的頭脳に勝つ勢い(結局右京さんは謎を解いたのですが)。
とことん付け詰める性分
私の頭など知れたものですが、それでもあることをとことん突き詰めることに努めれば、「あること」に関しては杉下右京にも負けないかも、なのです。つまり40代、50代、普通の人の似合う服を骨格とカラーと言う軸で、とことん突き詰めたのも、(ある程度形になった)一つではあったのかなと思います。
付け詰めて出版
だれもが取り組む「パーソナルカラー」ではなく、例えば「あなたのペットのパーソナルカラー」。ここだけをとことん突き詰めれば、著名な学者にも解けない謎をあなたが解明し、必要とされるだれかに届けられるのかと思います。
突き詰めて生放送
普通の主婦が始めたことがある程度の形になった、その背景にあったのは「等身大」としつこさ。今出せる答えはこの辺りではあります。
ビジネスとしての今後は未知数ではありますが、一つ分かればまた次が知りたくなる性分。とことん突き詰めることはずっと続きそうで、その先が楽しみではあります。
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